音楽と人 10月号 

殿堂入りしたとはいってもスピッツは生活の一部でありマサムネは永遠の片想いの君でありまして。このカテゴリ久しぶりだったりする自分が不思議。ここしばらくは亀梨君のことばかりだったもんなあ。
しかしちょっと読み返してみると亀梨君に転がり落ちてからなんと4年もたっていることに驚愕。日記を書く頻度が劇的に低くなっているせいもあるけど、月日の経つのが早すぎちゃってどうしよう。子育てに追われているうちに自分のアイデンティティーが云々という時代も過ぎ去り、相変わらずのんきに暮らしているうちに40歳になってしまいました。人生百までとするとあと60年、まだまだだぞっと。
話がそれたけど「音楽と人 10月号」について。

音楽と人 2013年 10月号 [雑誌]

音楽と人 2013年 10月号 [雑誌]

田村:草野と一緒にやれてること、この4人でやれてること、チャラい言い方をすると、<ラッキー!>って思ってる。<いいだろう?>って気持ちもあるよ、<他のミュージシャンも草野の曲やりたいんじゃないの?>って(笑)。<俺、やれてる!>って。

リダの自慢げなインタビューを読んで、ぐっときてしまった。20年以上たったとは思えない、全然変わってない。昔からずっとそう。どんな時もマサムネの才能に絶対の信頼を寄せ、マサムネの作り出す音楽を愛してきたスピッツ。個々の葛藤は楽曲にではなく、その楽曲に自らのスキルがつり合っていないんじゃないかという焦りと逡巡にあり、そのためにコツコツとスピッツの個性を積み上げてここまで来たのだ。
愛しいなあもう!
ライブでアレンジをあんまりしない、その理由にも納得した。久々のライブで、大好きな曲がボサノバ調になってたら確かにがっかりだよね(笑)。そういえば昔なんかのイベントでスピッツの番になった時、後ろの席のお嬢さんが「うわーCDと一緒だあ!すごい!」って感動してたもんなァ。そーでしょすごいでしょとなぜかハナ高々だった記憶。その反面、ライブ用にちょっと、言葉一つ替え歌するとか、アレンジしてくれてもなあと思っていたのも事実。だけど、ツアー中何公演も入る人ばかりじゃない、一年に一度の、いや一生に一度のスペシャルな夜を楽しみにしてる人のための「CDと同じクオリティ」なんだなあと、あらためてスピッツのたおやかで、それでいて頑固親父のような職人気質を心の底から好きだと思った。
しかしホントにおっさんになっても相変わらず予備校生みたいな人たちだなァ。