さよならさよならいつの日にか君とまた会えたらいいな

 
記録的に暑かったこの夏、友人を亡くしました。
 
筆不精のわたくしに愛想も尽かさず、四季折々葉書を送ってくれた彼女。この夏、旅先からシスターズにお土産を送ってくれた彼女に、遅ればせながら暑中見舞いと称して「中丸うちわ」を送ったら、しばらくしてからご家族から電話をもらいました。
  
突然だったこと。お葬式も49日も身内だけですませたこと。同棲していた彼氏から今日受け取ったこと。連絡が遅くなって申し訳ない、でもとても嬉しかった、きっと本人も喜んでいると言ってくれて。
 
音楽大好きで守備範囲の広い彼女だったけど、まさかカツンのコンサートにまでつき合わされてるとはさすがに思ってなかっただろうね。「部屋に飾ってダーリンに失笑されるもよし、今年の夏は暑いから本来の目的に使うもよし、来年のコンサートに持ってくるもよし」なんておバカな手紙と一緒に「中丸うちわ」がお仏壇に供えられていると思うとおかしくて。電話口で泣きながら笑い合いました。
  
年賀状だけはなんとか毎年返していたけれど、来年からはもう送ることはできない。「またね」って言って手を振ったけど、その「また」は永遠にこない。「またね」って言える毎日がどんなに大切なことか実感しています。
 
もっともっと話したかったね。
もっともっと笑いあいたかったね。
 
この一ヶ月、登っても登っても砂に足をとられるみたいで上がれなくて足踏みしていたけど、だいぶ浮上してきたよ。時には落ちることもあるかもしれないけどどうにかこうにか大丈夫。
 
当たり前の日々を当たり前だと思わずに、毎日全力で馬鹿やって楽しく暮らすことを約束するよ!