ツール・ド・フランス 第1ステージ

いまだに混乱中のわたくしを置き去りにして、現地では和やかに華やかにツールは進行中らしい。今回の問題では「まあ良かったんじゃない?」という意見が圧倒的なようだ。そらそうだ。「じゃああなたはドーピングを認めるのか?」と聞かれたら困るものね。
だけどさー。やっぱりASOのやり方はなんかどっかおかしくない?って思うの。正しい正しくないというのじゃなくて、良い悪いというのでもなくて、なんかヘンだよなーって。そんでみんながみんな好意的に受け止めてるのが気持ち悪いなーって。例えばだけど上位陣を排斥してフランス人を勝たせたいとかいう政治的意図が水面下で働いちゃったとかそういう可能性はゼロなんですか。例えば地に堕ちたスペイン自転車界をクリーンなイメージのスターが救うという図式があったりなかったりしないんですか(例えばの話ですよ)。それはわたくしがドーピングに関して無知なる故ですか。そうですか。(あっさり引き下がる気弱なわたくし)

という訳で第1ステージ。ボーネンマキュアンが来るだろうという大方の予想を裏切って、カスペという人(知りませんでした)が優勝。「マジ?!俺?俺勝っちゃったの?勝っちゃったよ!うっほほーい(古い)」っていう顔がすごく面白かった。

するといきなり血まみれのハスホフトが倒れてる映像が。文字通り血まみれでコワい。どうやらゴール直前に観客の持ってる緑色の手の応援グッズと接触して腕がスッパリと切れたみたい。スプリントしながら腕から血が流れてる。あれ危ないよー。ゴール前100mくらいはあのグッズ禁止にすればいいのに。しかしきっとあの映像から犯人探しとか客の間でしてるんじゃないかな。だからってハスホフトが受けた傷とショックは取り返しがつかない。彼が今後モチベーションを下げずに走れるといいのだけど。