皇帝ペンギン

ペンペンのあまりのかわいさにウッキャ〜となっちゃって、冷静な感想は難しいっス。とにかく命の奇跡に泣いたり笑ったり。特典のDVDのあざらしの親子もウッキャ〜でした。
ただ、ペンペンを「擬人化して台詞をつける」という売り文句がわたくしの想像とずいぶん違った。想像では、たとえば、マイナス50度のブリザードに耐えるシーンで、
「うひー寒い。ちょっとあんた場所変わってんか」
「そないなこと言われたかて」
「どないしよー、どっか・・・(とウロウロする)」
「ちょっとそこの人ウロウロせんといてや」
「(ちょっとしたスキマをみつけて)お、ちょっとここ入ったろ」
「あかんてーこれ以上ムリやって」
「ぬっくいわー」
とかそんな感じで(なぜに関西弁)しゃべるんだと思ってました。確かにしゃべるんだけど会話をするわけではない。もしNHKのドキュメント番組だったらナレーションが「ペンギンたちは」とか「彼らは」と言う主語の部分を、「ぼくたちは」とか「わたしたちは」とかでたまにペンギンにしゃべらせるだけだ。状況の説明と言うには情報量が少なすぎるし、台詞と言うには感情が足りなすぎる。ちょっと中途半端というかなんというか。あれじゃ普通のナレーションのほうが良かったかも。そういう意味ではメイキング映像のほうが面白かった。あのカワイさには言葉はいらないってことかな。本編と特典映像をひとつとして星5つ。