8/22 MONSTER baSH 2004(2日目)@香川

何故だか分からないけど今日のチケは当日券もないみたいだし、ちょっと早めに行きましょうかということで昨日より30分ぐらい早いバスに乗ったのだけど着いてビックリ。既に長蛇の列。なんだろねーと言いながら会場入りすると通路すらなかった昨日と違ってシートゾーンとテントゾーンがきっちり区画されてある。シートを広げてから物販に行くとケツメときしだん(ケータイは一発変換されるけどパソは知らん顔だよ)に超長蛇の列。オレンジレンジにもまあ並んでたかな。なるほどシートに戻って見渡してみるとそこかしこにケツメと氣志團(無茶苦茶かわいいんですけど!)のTシャツさんが。これほどとは。しかもこの時間で昨日の午後より人多い。結局最終的には昨日の2倍はいるんじゃないかなあと思うほどの入りで、ちょっと入れすぎだった気も。特にスタンディングゾーンは規制しないと死人が出るよ。
マキシマム・ザ・ホルモン
可愛くてごめんね!って青木さやかみたいな芸風のナヲさんに惚れたっ(笑)。なのでちゃんとメンカタコッテリをやりましたよ。「やるまで帰らねーぞ!」「今日のモンバスホルモンだけだぞいいのかー!?」おもろい。 
後日ときめき乙女日記にオオウケ&ホロリ。
http://www2.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=164338&log=20040822 
ORANGE RANGE
オレンジレンジファンはみんな若いです。元気はつらつオフコースです。あんなにやる曲があったとは驚きです。でもそのほとんどが聞き覚えのある曲なんだからすごい。売れてるんだなあと実感。しかし「タオル回し」は流行ってるのか。それとやけに高音の「ヒャア!ヒャア!」におおうけ。真似して遊ぶ。 
今日もまたうどん。つばきを聞きながらうどん。PE'Zで踊りながらビール。幸せ。 
フラワーカンパニーズ
久し振りのフラカン。相変わらず元気で楽しい。「靴をかえしてくださーい」「靴下もかえしてくださーい」ちゃんと回収していくのが大爆笑。
GOING UNDER GROUND
シートでのんびり見る。「ハートビート」いい曲だなあ。ゴイングはCCCDなので買えないのが残念なところ。ワンマンには行かないけどなぜかイベントで見る機会が多いので、聞けて嬉しい。しかしアジカンフェス@武道館では言ってなかったのでやめたかと思っていたけどまた言うてましたよ「桶川から来ましたー!」って。埼玉の星だね。
椿屋四重奏
Dちゃんはがっつり前に行き、アタシは煙草を吸いにゆく。声が五十嵐さんに似ているなあー。明らかにこっちの方が歌うまいのに(アラたくさんの人を敵に回してる?)あんまりひかれないのはなんでなんだろ。
HUSKING BEE
モッシュで踊る。踊る踊る。「来年からマダムになる宣言」した手前これが最後だと思って踊る踊る。「摩訶不思議テーゼ」好きだ。しかしくさい。こんだけ人がいて汗の匂いと踏み潰された芝生の青臭い匂いとが混じって熱気むんむんで鼻がまがりそうにくさい、けど楽しい。アタシの横でむちゃくちゃ笑顔でモッシュに飛び込んでは彼氏に引き戻されてまた戻ってきてはひきもどされていくというのを繰り返していたちっちゃい女の子がかわいかったなあ。最後の「WALK」でダイブできてよかったね。しかし靴ドロドロ。いーもんビーサン持ってきたもん。
THE NEATBEATS+クハラカズユキ+奥野真哉
ヤキソバを食べながらキュウちゃんだぁと眺めつつ。途中でポツリポツリと雨がふってくる。アララもしかしてもしかしちゃう?
結局もしかしちゃって、終わる頃には本降りに。荷物は全部ビニールバッグに入れてるし、カッパも持ってる。もちろんビーサンもね☆(去年のHIGHERの帰りにダイエーで買ったやつよ)ということで雨に対する準備は万全。どうだ。しかし何の準備もしないできてる人がいっぱいいてみんなびしょ濡れになっててアホちゃう?かわいそうだなあ思うやさしいわたくし。
しかし「テントの方は余裕がありましたら濡れている人を入れてあげてください」なんていうあったかいアナウンスがあってこういうのっていいよなあと思う。全力で復旧してくれたおかげで残りもちゃんと見ることが出来ました。なんだか他のフェスに比べてひどいもう二度と行かないなんていう意見を後日たくさん見かけたけど、感じ方はひとそれぞれだけど、手作り感があってすごく良いフェスだと思ったですよ。
MASTER LOW
約1時間遅れでようやく復旧に場内拍手。雨で冷たくなった体があったかくなってくる。しかしスタンディングの人たちはこの雨の中ずっとあそこで。すごい根性だ。しかしVo.の方がスタンディングに向って「おまえらちょっとぐらい拳あげろよ!」みたいなことを何度か言っていたのが気になり。後ろでのんびり聞いている分にはみんな楽しそうだったけども。
次はアシッドマンだ前行くぞ靴なんか構うか!しかしトイレが先である。このままじゃ失禁してしまう。ついでに水分補給しているといきなり「Surfrider Association」が聞こえてきて耳を疑う。え、え、え、そんな。とにかく残りのお茶を腰にぶら下げたペットボトルに移し変えてとにかく走る。半泣きで走る。
ELLEGARDEN
本日のわたくしのメインディッシュ其の壱。残念な事に一曲見逃した上に時間の関係で曲が少なくなっていたけど、主催者の判断は適切だったと思う。都心ならともかくこんな田舎では終わる時間は死活問題だものね。
嗚呼次はワンマンに是非と思うほど楽しゅうございました。モッシュの中までは行けなかったけどPAあたりで踊りまくりました。しかし5曲は少ないなー。ちうかこれ空海(メインステージ)でやってほしかったなー。
ACIDMAN
移動して前に行く。おお、さっきの雨で地面がぐちゃぐちゃだぞ構うもんか。ラッシュボールって言われたって構うもんか(笑)。「赤橙」聞けたし。新曲「イコール」(だっけ?)良いかんじだったがしかしどうせCCCDなんでしょ。買わせろ!
B-DASH
なんでB-DASHがサブステージかなあと思いつつ、なんかもう既に前も後ろもすごい人人人でついでに押されて柵にすっぽり入り込んだので行くのは諦める。メイン前にいると画面は見えるんだけど音はあんまり聞こえないのが残念だった。楽しかったろーなー。去年の夏のイベントについてのインタビュー記事で記者の阿呆な質問へのコメントがすごく好感が持てる人たちだったことを思い出した。
ZAZEN BOYS
おおう向井氏だ〜、向井氏を拝見するのは何年か前のくるり@リキッド以来2度目である。終わって煙草を吸っていたら前からクラムボン郁子ちゃんが「こんばんはー」って来るから何事かと思ったらアタシの隣に向井氏がどっかりと座って酒を飲んでいたのである(笑)。どうせ節穴だもん。
しかしZAZENを生で見るのは初めてなのでして襟を正す。知ってる曲(あんまりないんだけど)やってくれるといいなあと思っていたら一発目が「WHISKY & UNUBORE」だった!嬉しい〜。酔っ払いのおっさーん!うそだらけー!ひなっちはテナよりもがっつりZAZENテイストで。しかもイナザワさんかっこいい!ちょちょちょっと酔っ払いのおっさん邪魔(失礼すぎ)ぐらいな勢いで見てしまった。
通路をはさんで中央のお嬢さん方が曲の最中にしきりにステージに向って手を振っているので、何だろテナファンの子がひなっち目当てに来たのかなあそれにしては変だなあと思っていたら、ステージの後ろの小高い丘(骨組みとスクリーンの向こう側に見える)でなんか雑誌のインタビューとか撮影とかをやっていたみたいで、たぶんケツメイシの誰かのようだった。むむむ。それはいかんぞキミたち。
そして後ろのケツメTシャツを着た女子の団体が楽しそうなZAZENファンの男の子たちに向って「苦しい」「何この人たちー!」「こんな後から入ってくるぐらいなら最初からいればいいのに」などと大きな声で言うし、しまいには「なんでメインな訳ー?ありえないよね」なんて言い出す始末で切なくなってしまう。認識の違いと言うのはコレほどまでに溝があるもんなんだなあと思った。 
後日モンバスひどいひどい関連で向井氏の日記を見たらすごかった。かっこいいと思う反面あそこまで書いちゃうとファンをあおっちゃうよなあとも思う。自分がファンだったら怒り心頭だ。しかし自分がスピッツ好きだからというのじゃなくて実際、場所取りの大半はケツメと氣志團だったけどなーなんて。スピッツのときでさえギュウギュウの中でつまらなそうにしてる人たくさんいたし。なんてまあべつにいいんだけどさ。
スピッツ
後ろで人の波を見たらさぞかしキレイだろうなあと迷うものの結局その場に残る事にする。もうサブステージは終了して残すはスピッツとケツメと氣志團のみ。当然ギュウギュウになってくる。そりゃそうだよ。しかし朝からずっとその場にいたらしきケツメ女子たちはキュウキュウで息も絶え絶えな中バナナを食べたりデカイ水筒(まじですか)からコップにお茶を注いで飲もうとしたり(さすがに出来なかったらしくて諦めてたけど)とやりたい放題。キミたちそゆことはシートでやってくだちゃいな。しかも一日そこにいるもんだから通路に立ってるちーとばかし栄養過多のセキュリティー(を呼ぶために立ってる)スタッフと仲良くなってて、「バナナの皮捨てて〜」とか「助けてー」とかうるさいことこの上ない。しかもそのスタッフさん「〜しゆう」とか「無理じゃき」とかいう多分高知弁はかわいかったけども、「いいな〜楽しそうだな〜俺もそっち側に行きたいよ・・・」とか言うなお前金貰って仕事してるんだろがこっちゃあ金払って遠くから見にきてんだよ!「大丈夫ですか?出ますか?」とかこのアタシに話し掛けてくんな邪魔なんじゃボケ!!(怒)なんてそんなこと思ったりしてないよぅ? 
いた場所が悪かったせいなのか助け出されていく人たちのちょうど出口になってしまって、あんまり集中して見れなかったけど楽しかったなあ!行って良かったなあ。スタゲで客がドォンと湧いたのはさすがあいのり、みんな見てるんだね〜。ああいうとこではウルフルズを見習ってヒットパレードをやるほうが楽しいからね〜。時間のせいで多分2曲ぐらい減っていたけど「日曜日」はやらなくて正解だったと思われ。そして「悲しみの果て」のカバーは大正解だったよ!客の「意外性に驚きつつの大歓声」に鳥肌。どうよ?いいでしょスピッツ最高でしょ?(お前が言うな)なんて嬉しすぎちゃって困った。
「みなさんいやされましたか?」とマサムネ。イエーイ!癒された〜!という歓声に苦笑いして「やっぱ俺ら癒し系なんだ・・・」なんて嗚呼そんな自虐プレイを(笑)。大丈夫癒されないよ!ヒリヒリするよ!(何)まあでも前は癒し系とか言われたくないんだ!なんて言ってたスピッツも最近はオジサマ大人になって、それもまたヨシ、というモードになってきてるみたいだなあ。 
ケツメイシ
スピッツ終了後アタシの後ろから20人ぐらい救出されていったのだけど、しまいにはオジサンまでが「すみませ〜ん」っておい(笑)。そのたびに無い場所をあけて足を持たされ、ドロドロの靴で蹴り飛ばされ、体中傷だらけ&ドロだらけになる。えらい目にあったけどそれもフェスの醍醐味だ、よしとしようなんてめずらしく寛大なのは何を隠そうセキュリティスタッフのうちの一人が非常にかっこよかったからである。うふふ。
いや〜通路に何人かたってるスタッフとは別に、ステージ前全体を掌握してるごついセキュリティー軍団がいましてね。それがもうかっこいいのなんのって。顔がとかいうんじゃなくてなんか全体的にいいのよ〜。まず「出ます〜」という声をききつけたへなちょこスタッフ君に呼ばれてやってくると、
「ハイ、肩に手ぇ回して」
「足持ってあげて?ごめんね」
「行くよ、イチ・ニィ」
とズボッと抜いて(ここで泥キックかまされるわたくし)お嫁さん抱っこで通路におろし、フラフラのお嬢さん(約一名おっさん)の肩をポンとたたいて、
「頑張った」とか「お疲れ」とか
言うのである。それがまたハナジ出そうなほど優しげな声なの!周辺女子みんな胸トキメキまくりですよ!ケツメ女子も目がハート。いやんアタシも。レスキューミー!
「アタシだめかも死ぬかも」
「大丈夫?出る?」
「んー・・・頑張る」
「頑張れ」
「あーでも頑張れないかも」
「マジ?でも出るならちょっと待って今いるの別のスタッフだからさっきの人来たら言おうよ」
「うん!どうせならあの人に助け出されるよ!」
と、ケツメを目前にしてお嫁さん抱っこで救出されていきました。いいないいなあたしもあたしも!って皆さんダメダメ!まずはわたくしから(おい)。
そしてようやっとのケツメイシさん登場。うわー大人気。あまりのすごさに頑張れなくなってきてちょっとずつずるずると後退するわたくし。もちろんアタシですらアルバム全部持ってるんだから、売れっ子なのは分かっていたけど正直こんなにコアなファンが多いとは全然知らなかった。でもそれも納得の素晴らしい、愛あるステージで。
谷亮子選手のー、テレビ慣れしたコメントを見ているとー、女子78kg超級で金メダルをとった塚田選手がー、やけに可愛く見えたりします」なんて言ってみたり。みんな大好きだね〜亮子ネタ。
「花鳥風月」「夏の思い出」など必殺のナンバー勢ぞろい。「君にBUMP」が余りにも耳に残ってアルバムまで待てず現在ヘビロ中。転調部の「こぉ〜んやはBUMPBUMP君じゃないっと♪」に悩殺されまくってます。
氣志團
なんとかかんとかシートにたどり着いて健闘を讃えあって乾杯。さあどうする?とりあえずシートは片付けて・・・などと内心実は帰る気満々なわたくしであったが、やる気満々の二人にほだされて残ることにする。これが後で大変な事になるのだった(←おおげさ)。
気づけば周囲は大量の氣志團ファン。ジャニーズみたいな「翔やんうちわ」に氣志團Tシャツ、リスバン、タオルのオンパレード。しかもこれがかわいいんだなー。そういえば日中「ロンタイベイベー」みたいなセーラー服にポニーテイルの女子を何人も見かけたし、さすがの木更津グローバルコミュニケイションである。
そうこうするうちにドカンと始まる。暗がりで泥だらけのTシャツを着替えちまおうと思ったのにキラキラな照明でなかなか着替えられず手間取っているうちに気づけば会場総ギグ状態。あっちもこっちも誰も彼もが踊ってる。みなさんなんでそんな完璧に踊れるんですか?!と唖然としつつ生ギグ初体験。見よう見まねで踊る踊る。楽すぃ〜すぃ〜。
それがね、もうね、すごかったのなんの!ザッツエンターテイメント!感動したっていうのか、感動って言うと違うか、感電したっていうのか。面白すぎた。やけにポップでキャッチーで昭和歌謡のツボを押えてるんだけど音楽的にはどういっていいか分からないかんじ、だけどそれが無茶苦茶楽しくて。コンサートというよりは半分トークショー。爆笑につぐ爆笑で多分同じ年代だから(笑)いちいちツボにはまるの!しかもホロリとさせられるの。あの人教祖になれるよ絶対。ちうかある意味すでに教祖。yumiって趣味悪いなあと思っていたけど全然そんなことない(かもしれない)。
あまりの衝撃的体験に熱に浮かされたようになって今大変にレインボーホールに行きたいのである。CDを聞きたいとかそういうのではなくてワンマンのギグを見たくてたまらないのである。ヤフオクで定価割れして3000円ぐらいにならないかな〜絶対無理だろうなあ。チケ入手するだけで大変そうだ。毎日のように連れに「行こうよ〜行こうよ〜」とうわごとのようにつぶやいて嫌な顔をされているわたくし。こんなはずじゃなかったのに一体どうしたら。
 
ちびちびと更新してようやく終了。内容が薄いのにムダに長いな〜。
04.09.06