2/24 浜崎あゆみ@名古屋  

まさか自分の人生とリンクする日がやってくるとは思ってもみなかったなあ。人生は不思議。だからおもしろい。これであゆフリークになっちゃったらどうしよう?!なんて心配しつつ行ってきました、レインボーホール。


ことの始まりはコンサート当日の午前10時の一本の電話。以前に書いたあゆ好きの社宅のお友達からだった。
「今日用事ある?」ないよと言いながらなぜか不吉な予感。
「・・・あゆのコンサート一緒に行ってくれない?」
失礼ながら次の瞬間爆笑してしまいしばらく喋れなかった。


あゆのコンサートに行く話は聞いていた。「○○ちゃん(アタシ)は死んでも行ってくれないよねーってダンナさんと話してたんだあ」と。「じゃあ頑張って休まなくちゃな」と言っていたそのダンナさんが結局仕事で行けなくなったというのである。
「一応○○ちゃんに頼んでみる、って言ったらムリだって言われたんだけど・・・」よく分かってらっしゃる。
「アタシを助けると思ってさー、名古屋でご飯食べて買い物してー、そのついでだと思って」ついでってそれは全然ついでなんてとんでもなくすごい事件だよ。


聞けばチケット代は6800円!来日さんレベルだよひえー。
「もちろんチケット代はいらないし!ご馳走するし!」敵も必死だが、「でででもそんな高いチケット困るし、曲とか全然知らないし、日頃よろしく思ってない人間がそんな中に行くなんてそれこそよろしくないし」こっちも必死。攻防する事30分の長電話。内線でも届きそうな距離なんだから会って話せばいいものを。そして、根負け。


「ヤッタあ!○○ちゃんは情に弱いタイプだから落とせると思ったんだあ!」把握されてるし!


まあこんな機会でもなかったら一生見ることはなかっただろう。思えば、きちんと1曲通して聞いたことが無いのだった。あの酸欠っぽい歌い方と喋り方のギャップがとてつもなく苦手なので。テレビで歌番組やCMでかかると必ずチャンネルを変えていた。聞かずにジャッジするのもアンフェアだ。経験値もあがるぞ(何のだ)。

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ステージはコンサートというよりエンターテイメントショウというか、ユーミンのシャングリラというか(見たことないけど)、もうとにかく豪華絢爛。しょっぱなの登場からして度肝を抜かれ(笑)、小林幸子を髣髴とさせるお衣装替えは全部で8回。ダンサー14人とバックバンドにコーラスの大所帯。個人的にはもうギターがよっちゃんだった(笑)ことに大ウケだったのだが、以前からそうだったんだそうである。無知なるがゆえに大変にツボ。


や、曲はね、聞いたことあるようなないような、よくわかんなかった実は。正直しんどかったあははー。「生で聞くとテレビより全然上手いんだよ!」と言われていたんだけど・・・そりゃーそうだよなあと。リハで録ったんであろう声をかぶせてんだもん。勿論バラード系はちゃんと歌ってるだろうけど、テンポの速い曲で踊りながら歌う時は・・・息継ぎ苦しいところとか高音のところとかはねぇ、ところどころマイクオフになってたかなあと。


でも、認識を新たにしたのは確か。好き嫌いは別にしてね。これだけの人を集めるっていうのはもうすごいことだもん。レインボーホールは代々木体育館ぐらいかもちょい狭いぐらい。所々2席とか4席とかの連番で空席があったもののほぼ満員(ダフやゲッターが売り逃げられなかったんだろう)。それで名古屋2days。全国何ヶ所か知らないけど大きな会場を回ってるんだろうし。


客層は普通のカップルとか、家族連れとか、中年のご夫婦とかが大半で、想像とかなり違った。や、だってあの、コギャルとかオタクとかばっかりかと・・・・うわごめんなさい!(もちろんそう言う人もチラホラチラホラいたけども)


客電の落ちた会場いっぱいに、物販の電池で光るプラスチックのうちわがピカピカと光って、ステージそっちのけで見とれるほど綺麗だったな。この先二度とお目にかかることのない一夜限りの夢の世界を堪能。残念ながら(?)あゆフリークになることも無く無事に帰宅。夜中にフルボリュームで「ロックンロール」をリピートしましたとさ。