「阿修羅のごとく」を見た

試写で。向田邦子の数ある名作のうちの一つ。 
四姉妹ものは古今東西この世に数多くあって、その映画化となると、4人の女優さんたちの女優魂のぶつかり合いが見もの。今回は長女大竹しのぶ、次女黒木瞳、三女深津絵里、四女深田恭子でしたが。
フカキョンがでっかいです(爆)。
姉3人が華奢だから余計目立ちます。嗚呼。 
スクリーンはたいてい1.3倍に映るというから、多分普通そこいらへんにいたらそんなデカくはないと思うのですが。ということは他の三人がいかに細いかっていうことにもなると思うけど、やっぱ並んじゃうと厳しいものがありました。演技もあのう・・・いや、下手じゃないケド。デモ。
  
大竹しのぶはさすがでした。彼女はホントに凄い。
アタシが監督さんだったら絶対使いたくなるなあ。 
黒木瞳は可もなく不可もなく相変わらずお美しい。 
フカっちゃんの潔癖症の演技はちょっと過剰だったか。
 
映画は一見の価値アリ。脇もいいし(中村獅童キモくて最高)。
  
でも見後のやるせない気持ちはいかんともしがたく。昭和50年代という設定のせいなのかもしれないけど。アタシだったらどの役もごめんだなあ。女の生き方云々なんてご大層な思想は持ってないケド、苦悩をかかえて生きるなんて男も女も一緒でしょ。それを言っちゃあドラマにはなりませんが。