富士山

さっぽろ一番しょうゆ味(800円)に感涙。
 
無事に富士山登頂から帰還して、第一声がそれかよと罵られそうですが、本当です。食べ物のありがたみをあれほど感じた事は今までに無かったです。どんぶりのあたたかさにどれほど救われたことか。

厳しい登山でした。8月の3776メートルであんなにキツイいんです。冬山に登る人の気が知れません。ましてやエベレストなんてもってのほか。そこに山があるからといってうっかり登ったらえらいことになりますよ。
 
8合目〜9合半の雨と風は想像を絶するほどで、途中で何度か諦めようかな?と弱気になったけど、山頂が見えてきた頃雨だけはやんで、なんとか夜明け前に登頂する事が出来ました。心配だった高山病にもならずにすんだし。あきらめないで良かった。山頂から見たご来光はこの世のものとは思えなくて、まるで神様の視界。怖いほど綺麗でした。あんなものを見ていいのでしょうか。
 
日本人に生まれたからにはぜひ一度は登るべき。だけど一度でいいです(笑)。もう一回登れって言われても登れません。当たり前だけど登ったら下りなきゃいけないし。
 
その日は河口湖湖畔のオートキャンプ場で念願のキャンプ。相方(私)が明らかに非協力的だからなのか、テントの設営がなかなかはかどらない私達を尻目に、周囲の家族連れの多分ビーパルを愛読してたであろうお父さん連中はあっという間に設営完了。お腹は出てるけどなかなかカッコイイ。ささっと炭もおこしてトウモロコシを焼いたりしている。流石はマスターカード世代。それに比べてうちは(笑)。いいんです。これからです。来年のエゾへに向けての練習ですから、今日は。
 
翌日は富士サファリパークへ。ホントにホントにホントにホントにライオンです。もっとしょぼいかと思っていたのに(失礼)、全然そんな事なくて、すごい楽しめました。でも、獲物を狙って走るライオンとか、じりじりとにじり寄ってくるトラとかを期待してはいけません。猛獣ゾーンは熊以外はほぼ全員お昼寝タイム。自分で狩をする必要が無いから野生動物としての刹那的な雰囲気とか危険なカオリとかは全然なくて、ちょっと大き目のネコにまちがえてしまいそうな可愛さ。一応客商売です。もっと働いてください。あと、オリジナルの缶入りクッキーはまずかったです。ディズニーランドを見習って、中身はユーハイムにしていただけると嬉しいです。