5/20 バンプ@チキンジョージ

いつまでこんなことやってるんでしょうか、という自問自答はひとまず置いておいて。遠征してまいりました。初の神戸チキンジョージ
 
大阪駅で友達と合流して三宮へ。生粋の大阪人だから神戸にも詳しいだろうと、勝手にガイドを当て込んでいたら、実は「神戸ってなんか敷居が高いねん」ということで期待大ハズレ。近いから余計行かないってこともあるだろうけど、地図は回して見るし、北野に行くのに海に向かって歩きだすし、実はものすごい方向音痴だったのね(笑)。北海道から沖縄まで日本全国どうやって遠征してるんだろ。というわけで、大阪と神戸を薄い一冊にまとめた胡散臭いガイドを急遽購入して、土地勘ゼロのわたくしが関西人を案内するという珍道中。わたくしの数少ない特技のひとつが「地図が読める」ことでよかった。
 
===================
 
やっぱり中高が圧倒的な支持層なんだよなーと、ここにきて急に自分のトシを実感トホホ。いつまでもこんなことやってる場合じゃないぞどうする。
 
ほんと子供が多かった。バンプで音楽に目覚めてバンプが全てっていう。相変わらず周り見えてないしー、大声で歌うしー、自分が自分がって感じ。その気持ちは凄い分かるし、自分が楽しむことがライブの基本でもあるわけだし、自分が今teenagerだったらきっとああだと思うけど、始めは誰でも初めてなんだから仕方ないけど、だけど、もっともっと他にも色々聴く方がいい。バンプだけじゃなくていろんなライブに行って周りをよく見たらいいと思う。そのうち。 
 
“title of mine”のアルペジオで沸き起こったオイコールに、藤原が弾くのやめた。
「このアルペジオに命かけてんだよ」と言った。
「お前らの気持ち分かる。嬉しいよ」
「嬉しいけど、でも聴いてほしい」と。
そして「ほ〜らまたなんか、テンパってきちゃったじゃねえかよ俺」
と言って可愛く笑った。演奏再開したけど、合わなくて苦笑い。もう一度仕切り直した。
 
あの人は命を削って歌ってる。
 
途中で何度も気を失いそうに見えた。倒れそうな自分にムチを打つかのように首を振って自分を鼓舞し、大きく息を吸ってラララを紡いだ。あの目力でフロアを見渡した。時折嬉しそうに。時折苦しそうに。流す汗がキラキラ光ってオーラを放っていた。そこが藤原のいるべき場所だった。そこが藤原の望んだ世界だった。ああ、ほんとにそのために生まれてきたんだね。

素晴らしいステージを観るたびに、何も考えられなくなる。今回も多分しばらくは何も考えられないけど、背中押してもらえた。またパワー貰った。
 
気になったこと。客の自主規制が気持ち悪い。バンプに迎合してるのか?藤原のインタビューをそのまま実践ってかんじ。誰かが後に下がる時、「どいたげて〜」と言う声があがる。言えばいいってもんじゃないのにそれがいいことみたいに。もちろんイイことなんだろうけど中身が伴わなきゃ意味はない。藤原・ヒロ・チャマの名前呼ぶのはNGで升はOK?女の子の歓声はNGで、男のうるさい喋りはOK?何かがヘンだなあ。