ハウルの動く城を見た

何しろきむたくんが声優に挑戦だし、お友達の奥様の感想が「つまんなくはなかったけど何と戦ってるのかよく分からなかったよ」というものだったのでイマイチ気乗りしなかったのだけど、連れに引きづられてようやくハウってきました。その結果ハウル萌え(コラ)。なんなのあのハウルは。あれだね、ハヤオはよく分かってるね〜。文部省推奨風なパッケージで中は18禁(違)。さすがオタクの王様!
 
きむたくんの声がすごく良かったのがびっくり。ハウルそのものって感じ。おばちゃん見直したよ。声を荒げるシーンでは何度かハウルじゃなくなってたけどさ。「ちょっと待てよ!」とか言い出すんじゃないかとついつい期待しちゃったけどさ。そしてその分十代のソフィーは合ってなかった気が。どうきいてもおばちゃんが高い声出してるッス。そのとおりなんだけど。あと、カルシファーの声がカエルなのは分かったけど、カブが番台のおっさんだったとは!(しかも大泉洋!)。
 
声優だけじゃなくて設定もちょっと「千と千尋」ちっくだったのはもったいなかったな。それと妹と母親はいらなかったかな。原作を踏まえているのは分かるけど映画だと唐突すぎるもん。とかいっていいの別に。この映画はなんだかんだいってハヤオの自主制作映画でしかないんですもの。 
 
そんなこんなで鉄は熱いうちに打つわけで、原作を買ってきて読んだ(どんなこんなだ)。おもしろかったけど個人的にはジブリ版の動くハウルのほうが(何)。「ハウル萌えーハウルに胸キュンハウルトキメキーまたハウるぅいつハウる?」と騒ぐわたくしに「一人で勝手にハウってきてください」とそ知らぬ風だった連れが、帰ってきてハウルの原作が2冊積んであるのを見てさすがに心配そう(わたくしのアタマをね)だった。大丈夫、鉄は冷めるのも早い、ハズ。