ありがとね

当初仲間内で「半年」「いやいくらなんでも1年ぐらいは」「無理3ヶ月」などと言われていたわたくしの結婚生活が7年も続くなんて誰が想像しただろうか。自分でも信じられない。ひとえに連れの忍耐力のたまものであると思う。なにかあるとすぐ「離婚する」と口走るこらえ性のないわたくしをなだめすかして乗りこなしているようである。
 
そんなこんなで結婚8年目に突入した記念すべき昨日の朝、1本の電話がなった。「○○町の○○花店です」と名乗るオヤジが「○○さんに花が届いてるんですけどこれからお届けにあがってもいいですかぁ」とまくしたてた。
 
「・・・花?」 
「ええ、結婚記念日用のお花ですわ。○○(連れの名前)さんからぁ、ケッコンキネンビのぉ、花が届いてますからぁ」
「・・・」
ケッコンキネンビのぉお花ですわー、もしもし?」
「ああハイ、どうぞ」
「じゃあこれから伺いますわぁ」ガチャッ。
「・・・」
 
これからと言うわりにはなかなか来ないオヤジは30分後にチャイムを連打。「○○花店ですぅー○○さん(ドンドンドン)」インタホンの必要まったくなし。嵐のような出来事に一人で大ウケ。いい味出してるなあ。
 
夜に帰ってきた連れにそのオヤジの話をしたら「嫌な予感してたんだよなー」とガックリしていた。いきなり花が届いて「キャ☆」となるのを期待してたらしい。確かに普通はそうだろうな。でもほらもともとそんな女子キャラじゃないしぃ〜。コントみたいで面白かったからいいの。「花キューピッド訴えてやるぅ」とか言わないの(笑)。