この季節になると 

きまって聞きたくなるのは、サニーデイの2nd「東京」。
 
当時はソカベ君の息継ぎの音が気になって仕方なかった。
今となってはそれすらもいとおしい。
だいじにだいじに聞いている。
だいじにだいじに聞いていく。
 
そうして引っ張り出してきて11曲目までくると、
卒業前のゴタゴタで疎遠になってしまった人を思い出す。
アタシの事を時々冗談で「ハニー」と呼んでいた。
だからその直後に「ダーリン」を聞いた時はしんみりした。
アタシもたまには「ダーリン」と呼んであげればよかったな。
知らない街へ行く勇気がなかったんだよ。
 
なーんていって勝手に良い思い出にしててごめん。
向こうにとっちゃ全然良い思い出でもなんでもないのに。
それともすっかり忘れちゃったかな。
忘れてほしかったけど忘れてほしくないな。
アタシは春がくるたびにほんわりと思い出してるよ。
おんなじ風に時々思い出してくれたらうれしい。
 
 
くるりが「東京」でデビューした時は衝撃的だった。
「東京」じゃなくても絶対好きになっていたと思うけど。
 
今までで一番たくさん聞いたCDってどれだろ。
昔のテープとかLPとか入れたら最近のCDは太刀打ちできないかなあ。