パラオ

日焼けはきんもつだったのに黒いです。あーあ。
バタバタと駆け足でパラオに行ってきました。
 
フィリピンとヤップの間にあるミクロネシアの島。この2年ほど、アントニオ猪木パラオ親善大使になっているらしい(2へえ)。猪木の尽力によって道路や施設の整備や海洋センターの設立などが進み、大統領(パラオは共和国です)から「イノキアイランド」なるものを与えられたということで、2ヶ月に1度は猪木塾の面々を引き連れてやってきては、狭い砂浜で組み手とか張り手とかしているそうな。なんのこっちゃ。
  
ダイビングボートの通り道にある無人の小島なので、あんなとこでそんなことしてたら人目を引きます。欧米人のダイバーも多いので土産話にはもってこいですね。
    
猪木関係者以外上陸禁止だそうですが、何も自分のお金でパラオを支援してるわけじゃあるまいし、アタシ達の税金を横流ししてるんでしょうが。デカイ顔をするな。デカイけど。
  
ハナシが大幅にそれちゃった。イノキには遭遇しなかったけどそのパラオ。乗り継ぎが不便で時間ばかりがやたらとかかる上に、3年前に潜った時は運悪く見るものナシの大ハズレだったので、良い印象が無かったのだけど。
 
世界中のダイバーが絶賛する海なので。
しかも時期的には冬が最高らしく(前回は夏だった)。
 
よっしゃリベンジと重い腰をあげてみた、のでしたが・・・。
 
名古屋発だったからか、
間際に予約したからか、
旅行代金をケチったからか、
 
行きがサイパン経由グアム経由パラオで、
帰りがヤップ経由サイパン経由グアム経由名古屋、
 
というアレレな乗り継ぎ便だった上に(普通はグアム経由)、
 
台風上陸中 (笑)
 
時期ハズレのデカイ台風がゆっくりと北上している最中でした(今伊豆の下を通ってるヤツよ)。
 
雨オンナにも程があるでしょ自分。
 
 
まあでもちょっとずつ風が収まってきて、なんとか潜るには潜れました。さすがに外洋に出てドリフトって訳には行かなくてマクロ系でハゼばかり撮ってましたが。
 
連休明けだったからお客さんが少なくてのんびり潜れたし。
           
最終日の午前中にはブルーコーナーにもなんとか行けたし。

嵐の後で晴れてるんだけど海はまだ荒れてて、壁みたいな波が迫ってくるのには参りました。ああこりゃムリかもナー、死んだら元も子もないしナーと途中で引き返すことも考えてたけど、気合で行ってくれたガイド・ゴチョーさんにただただ感謝。次回これぞパラオ!という時にはまた宜しくお願いします。
 
 
ところで、今回楽しみにしていたのがパラオのタイ料理屋。前回「タイ・ガーデン」というお店で食べたグリーンカレーが、これが泣くほど美味しかったので、先週からずっと「タイガーデン」「タイガーデン」と呪文のように唱えていた連れ。
 
タクシーの運転手に「タイガーデン」までお願いして着いた懐かしいお店は「The Tai」という名前に変わっていたけど大して疑問ももたずにお店に入ったアタシ達。
  
なんだか照明を落とした高級感漂う内装に変わっている。
ゆらめく蝋燭の薄明かり。ビーサンで来た自分に慌てる。
こりゃあ手持ちのドルが足りないかもナーと思いつつ席についてメニューを見ると値段は普通。でも何だかメニューが???
 
メニューを見ながら「タイ料理屋って必ず国王夫妻の写真が飾ってあるんだよね」とキョロキョロするも、ない。
  
「後ろの絵ってタイの王宮?」と連れが言うので振り向いたら、壁一面にタージ・マハルの絵が描いてあった。
  
  
    
・・・インドだよ
  
  
そう思えば流れるはシタールの音色。
メニューの表紙に小さく「Taste of India」。
そして極めつけは給仕のお姉さんがサリー姿。 
入ったとき何故気づかないんでしょうか、自分。さすが節穴を自称他称するだけのことはあるよトホホ。
    
給仕のお姉さんに聞いたところ、タイガーデンが潰れて撤退し、今年の6月からこの店がオープンしたとの事。ああそうでしたか。でも何故「The tai」?
 
「The Taj(ザ・タジ)」だとお姉さんは言いました。
 
どうみてもこれiだよ、と思ったけど、タイのアルファベット表記は「Thai」だったよそういえば。
   
バカだねーアタシ。でも眼前にタージマハルを見ながら気づかない連れの方がヤバイような気がします。この妻にしてこの夫、良い取り合わせですね(そうか?)。
 
恥を晒しましたが、料理は大変おいしゅうございました。