昨夜大丸の地下で鶏五目おにぎりを買っていた貴方へ。

多分貴方が落としたであろう京都行きの新幹線のチケットで帰ってきてしまったのは私です。気付いたのが名古屋の改札を通る時だったので、もうどうにもなりませんでした。ごめんなさい。貴方が無事に京都にたどり着けたなら良いのですが。
  
昨日の夜東京駅にて。発車時刻が迫っているというのに食い意地には勝てなかった私(だって車内販売のお弁当じゃヤなんだもん)が、時計を気にしつつ大丸の地下へ降りてお目当てのブースに並んだのが19時過ぎ。私の前の男性がえらい勢いで走り出した後に私も急いで注文し、お財布を出してお金を払った、その時のことです。
 
「落ちてますよ?」と指差されたその先に新幹線チケットが。
「あ、すいません、ありがとうございます!」
 
(やべ、お札出した時に落としたんだ)
(乗れない所だったよー良かったー)
(店員さんありがとう!君に幸あれ!)
 
お礼を言ってチケットを手に取り、目の前に差し出されたお夕食を受け取りつつ、財布をしまう時間ももどかしく走り出したワタクシは、三重でなら祭りかよ?というレベルの人込みをかきわけてホームにあがりました。なんとか間に合いそうです。チケを見ると16号車。遠!走る走る、暑い暑い。
 
(あれ?しかもこれ喫煙だよマジで?)
(やだなあ臭い〜、禁煙で取ったつもりなのにな〜)
(まあしゃーない、子供いないだろうから静かだろうし)
 
乗り込んですぐに発車。(さよーなら東京!また再来週!)
すぐに食ってすぐに寝たです。ブタへの近道です。ブヒ。
 
名古屋で降りて、改札の前でチケットをポッケから出しつつ、
東京→京都と大きく印字されているのを眺めつつ、
ふーん、京都かあ、京都ねえ・・・
ん?京都?え?!京都?!
 
京都??!!
 
微妙な表情の駅員さんと見詰め合うことしばし、我にかえって逃げるようにその場を去りました。なんで?どうなってんの?!とハテナマークを撒き散らしながら、近鉄切符を買おうと財布を出し、札を出そうとしたら出てきましたよ、「東京→名古屋」の券が(爆)。
 
・・・事件の経緯は上記の通りです。
これってやっぱりアタシのせいですか?
 
これは自分でも自覚している事ですが、よく「お前の目は節穴か?」なんていう台詞ありますよね。ホントに節穴なんです。見たいものしか見えないんです。となりに窪塚がいても(8/1・某所)気付かないんです。
(踊り子のおくしゃんと一緒にせんべい買ってたらしい)
(私は自分のせんべいを選ぶのに夢中だったんです)
(てゆうかそういうことはその場で教えてください)
(実は別に興味もないのに、損した気持ちになるのは何故)
 
東京駅の改札でも、ホームに上がってからも、乗ってから自分の席を探す時にも、検察の時にも、見たはずなのに、全く気付きませんでした。うっかり同じ便だったのがいけないんです。運が悪かったと思って諦めてください。