崩壊アンプリファー

メジャーで再発売されたヤツ。ASIAN KUNG-FU GENERATION、略してアジカンスペシャのハイラインの番組ででちらっと聴いたときから気にはなっていたんだけど、雑誌でVoのゴッチさんを見たら、デビュー当時のくるり岸田みたいでちょっと惹かれるものがあったのと(めがねフェチなの)、思わずふっ・・・となるバンド名と、ジャケの可愛さとに、ついついふらふら、お金もないのに購入。
 
そして、やられました。今更?遅い?遅い。
 
や、感じとしては歌謡曲チックだったりポップだったりロックだったりと、そんな新しいもんではないんだけど、歌も決してうまいというのではなくて(失礼)ちょっと不安定な感じなんだけど、その低音の安定感のなさや高音のムチャ感がかえってすごく気持ちいい。すごくいい。
 
“粉雪”の歌詞にずきずきした。ここで埋もれてしまうことへの恐怖におびえる自分。でもこの不確かな安らぎは心地良くて、このままここで埋もれてしまうのも悪くないような気がしてくる。そんな自分がもどかしい私の歌。状況を打破しよう!でもなく、状況に甘んじよう、でもない。ただただ、生きていく自分を見つめる、そんな私の歌。「これは狂った僕の生き残りをかけた歌です」英語のコーラスに泣きそうになってしまった。
 
ライブで聴きたいな〜。フェスでもいいな〜これは。