みかん星人

「剥く」という行為を苦手とする故にわたくしは果物をあまりたべません。だってめんどくさいんだもん、手がべとべとするし、実家にいた時はママンが剥いてくれてたんだもん、剥いてくれるなら食べる、剥いてくれる?と言い訳し続けて早7年、もらい物以外はめったに食卓に上ることの無かった果物が今我が家で大ブーム。それは日本の冬の風物詩「みかん」。最近連れが「果物のある風景」を求めてやまないので、しかたなく「Do it yourself」なものをチョイスして「好きなだけ食え」とばかりにつみあげている。
 
でもなんか知らないけどものすごい速さでなくなる。気づくとなくなっている。昨日食べるところをじっと見ていたら一気に4個も食べていた。「太らないの?」と聞いてみると「お菓子よりずっといいと思うよ」と言って5個目に手をのばした。それは三度の飯よりお十時と三時なわたくしに対する挑戦状なのか。どうせチミは細いさ。足なんかわたくしよりも細いさだからどうしたこのミカン星人が。ミカン星に帰るがいい。