8/18 VINTAGE2004 @AX

スピッツ夏フェスグッズ、今年はパス。来年に期待。
 
VINTAGEのロゴTシャツはお値打ちな上に普段でも着られるデザインなので買う気満々でいたらでかいサイズしか残っておらず、物販の親切なお嬢さんが「明日また出ますよー」と教えてくれるも私に明日のVINTAGEチケはなく。通販希望。先行特典のタオルは普通のグッズとして500円で売られているやつだった。後日洗濯する時こいつはちょっともしかするかもなーと手洗いしてみたら案の定すすいでもすすいでも魔法みたいに水がきれいに青く染まって困った。タオルは白地がいいと思うの。
  
期待してなかったのに難なく最前に行けて拍子抜け。水持って入れば良かったなーと思いつつ、終わったらビール!を合言葉に開演を待つ。VINTAGE ROCKに所属(?)する面々の曲が次々にかかって最果てから声がしたり。
 

「夢の花」が聴けて非常にうれしい。あんま絶叫しないでエモーショナルに歌うのが好きだ。ギターを持つ姿を初めて見ました。実は弾けるんだねえ(←失礼)。
 

武道館以来2度目のテナーさん。うぅ、嬉しい。なんか3人の愛コンタクト(←一発変換)アイコンタクトがとてもいいかんじ。2人の時を見たことがないのでなんともいえないけれどすごく良い化学変化が起こったんだろうな。関係ないけどひなっち睫毛ばさばさだなあ。片足上げるのもかわらない。
 
しかしすごい人気におどろいた。中央最前の2列目あたりにそれはそれは楽しそうにがっつり拳を振り上げている集団がいて、最前のヒトが約1名、その集団を背中に乗せて必死でそれを耐えているのが非常に気になり。ステージも全然見ないそのあまりにも見事なげんなりっつぷりはステージで演ってる方から見たらかなり感じ悪いだろうなあと思う。でもまあスタンディングなんだからノり方なんて人それぞれだとはいえ、もうほんの少し周り見て優しくなったげてもいいのになあと思ったりもする。まあそのへんは自戒もこめてだ。うん。
  

広いステージの端っこの方にポツリと椅子を置いて。十階に住んでいてセミが友達の五十嵐さんにを照らす照明は相変わらず暗い。暗いけどなんだか楽しそうに話したり、「変態」やら「真空」をやったり。うおーっとなるよりもじっくりとドキドキしながらきいていた。途中でフラッシュのように閃光を放つ照明がステージからフロアに向って何度もついて目がちかちかした。ハミングバードで終了。来たかいがあったなあ。
 
シロップさん終了後に右隣の多分テナファンの子が抜けていく。中央のものすごかった集団も抜けていき、抜けていきながら先ほどの「最前耐え」のヒトに向かって「押されんのがイヤなら前になんか来んな!」みたいなことを言う男前の女子ひとり。いいとか悪いとかはともかく、男前っぷりに惚れ惚れしてしまったよ。しかしそんなものは馬の耳にであるようでいそいそと「こむぱくと」を取り出してメイクを直していらっしゃるのにはさすがに驚いた。・・・あれ、なんか見覚えある風景だなあ・・・と思ったらなんと、去年のVINTAGEでアタシの隣でスピ出るまでずっとメイクしていたヒトじゃないですか。お久しぶりですぅ、やっぱり来てたんですね。なんて話し掛けたりはもちろんしないけど、しかし・・・。いやもう何も言うまい。同じ場所にいるアタシだって似たようなもんだぜ自戒自戒。しかし・・・。
 

うわぁその頭去年の夏よりハイパーだねえ!と驚きつつゴースカ振りのマサムネ!おっさん度絶賛加速中でも構わない。しかし、茨城でマサムネ欠乏症が再発したSちゃんに比べるとそこまでの高熱ではなく、まだ微熱ぐらいに収まっている良かった良かった(このまま平熱に・・・なってくれればいいんだけど無理だろうなあ)。今日は純粋に音楽と声の力にメロメロ。
 
マサムネ曰く「メモリーズ・カスタム・カスタム」でいきなりヒートアップ。「涙がキラリ☆」「ハヤテ」なんてな自分好みの選曲ににんまり。懐かしい「日曜日」。
 
そしてそして!イントロから息が詰まった「悲しみの果て」。何年か前のMTWBで「今宵の月のように」をほんのぽっちり歌ったエレカシリスペクトのマサムネならではの選曲にくらくらする。ヤバイよこれ良すぎ。アルバムに入れて欲しいぐらい、いやもっとなんならシングルで出して欲しいほどだ。熱烈音源化希望。ちうかどうせそのうち地下で出回っちゃうんだろなきっと。
 
正直言ってやっぱりさすがに15年選手は音が違った。機材の数からいって違うしその辺はおっさんバンドの特権なんだろうけどでもそれだけじゃない。
 
だからこそなんだけど、野外フェスはお祭りだから別としてもイベントに出るのはそろそろ潮時なんじゃないかなあと思ったり。んーでも生スピッツは教科書と違うぜどうだなんてまだ見たことないお嬢さん方に誇りたい(何)気持ちもありつつ。や、わかんないやめとこ(←投げっ放し)。
 
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ビールビールと呟きつつ坂を降りていき、お通しは不味いけどコドモがいなくて静かでセンター街とは思えないほどひっそりと素敵に和風な創作居酒屋で乾杯。「香川行きたいよー」と嘆くSちゃんはその頃ワキの脱毛の予約が入っている。29歳の女子として一般的には正しい選択であると思う。正しくない選択をする31歳のわたくし。
 
04.08.27