紅葉シーズン

週末うちの親と待ち合わせて久しぶりの京都。
3連休だったからかスゴイ人出。バスも満員御礼。
パパリンすぐに「タクシー!」って歩いたほうが早いがな。
   
それにしても今年の紅葉はあれれな感じ。
タクシーの運ちゃん曰く
「今年はダメだねー、下は緑で真ん中がちろっと赤くて上は黒ずんでる。こんなとこまで来んとパンフレット見てたほうが何ぼかマシですわ。去年の写真でスさかい」
このままちゃんと赤くならずに散ってしまうらしい。
  
確かに去年の紅葉は例年になく見事だったものね。今年は冷夏だったからもみじの方でも準備が出来てなかったんだろう。「ちょちょちょい待ち、えーもう?そんなー」と慌ててるに違いないです。そう思うとちょっと愛おしくなってくる。
 
コレだけの人が集まる京都、住む人は大変だろな。
行く方はのんきに「京都大好き」とか言うけど。
てかそれはアタシなんだけど。
 
ホテルもどこもいっぱいいっぱい。なんとかなるだろうと予約ナシで来てしまう人もいるらしく、「なんとかどっか紹介してくれ」と言われる事も多いらしいタクシーのおっちゃんは去年80過ぎの老夫婦をラブホにご案内したらしい。まあホテルはホテル、泊まれればそれでいいのだし。ラブホの方も面食らっただろうけど、かえって気を遣ってよくしてくれたらしく、翌日迎えに行ったら、「ええとこ紹介してくれた」と言って感謝されたそうで。
   
寿命も延びたかな?
歳をとっても柔軟に物事を楽しめるというのはいいなあ。
 
 
夜はこれからお座敷に出るのだろう、喧騒の花見小路を闊歩する舞妓さんのだらりの帯に涎をたらしつつ、一本裏に入って表札が出てるだけの町屋が並ぶ通り沿いにある料理屋につれてってもらう。
  
一見普通の家なので、入るのには勇気がいる。
といってもただの料理屋さんなんだけど。
こんなのはじめてー。ドキドキ。
 
仲居さんがいるお店でも緊張しちゃうのに、ろくに話もできないだろうなあと心配していたのだけど、全然そんなことなかった。すごくくつろげた。てか、くつろぎすぎた。
 
お値段はそんなに思ったよりはしない。ホッ。
次は自分で行こう。
そしていつかは芸者をあげるんだ。
そしてその時は鈴子さん(過去の日記参照)を呼ぶ。
待ってろ鈴子。(何)
  
 
   
翌日は墓参りに連れて行かれた。
いくら何でも朝6時出って早すぎ。車の中でずっと爆睡。
でも実は墓参りって結構好きだったりする。
あの山寺の上からの眺めは絶景。
 
お墓はすごくきれいだった。
ヒロが来とんのや、と言ってパパは嬉しそうだった。
枯れた花が差してあるお墓は悲しいもんね。
  
みんなが来てくれておじーちゃんもおばーちゃんも、
そのまたおじーちゃんもおばーちゃんも、嬉しいかな?
生きて残る人々の自己満足でしかないとも思うけど、
それでもいいと思う。